音はどのようにして聞こえるか?
耳鳴りを治療するにあたってその仕組みを知っておくと
気持ちの上でゆとりが生まれてきます。
まず、音が聞こえためには
外耳、中耳、内耳の器官がそれぞれの役割を実行しています。
外耳から中耳の役割は、
外から聞こえてくる音は顔の横にある「耳介(じかい)」で集められ、
外耳道というあ穴を通り「鼓膜」まで伝わります。
ここまでが外耳という場所です。
この場所までは音は空気の振動にしかすぎません。
空気の振動は鼓膜をふるわせ、鼓膜の振動は中耳腔にある「鼓室」の
耳小骨という3つの小さな骨に伝わります。
この骨の名前はそれぞれ「ツチ骨」「キヌタ骨」「アブミ骨」と言います。
鼓膜から伝わった振動をおよそ30倍以上に
拡大して「内耳」に伝えます。
鼓室の中は耳小骨が振動を伝えやすいように空気が入っていて、
この空気は「耳管」というノドにつながる管が圧力(空気圧)を調節をしています。
ここまでが中耳の働きになっています。
平衡感覚の働きを狂わせてしまうのは、 内耳周囲のコンディションの悪さだと考えています。 病院の診察科目でも耳鼻咽喉科というように 耳、鼻、ノドは粘膜でつながっているため 互いの状態が密接に関わっているといえます。 自覚さ[…]
9月も半ばになり、朝晩と日中の気温差が大きくなってきましたね。 今年の夏は去年ほど厳しくはありませんでしたが、 体にとっては負担の大きい毎日だったと思います。 患者さんでも状態が落ち着いて治療から離れていた[…]
耳管の開閉がうまくいかなくなる状態のなかで、 耳管が閉じずに開きっぱなしの状態になってしまうものを 耳管解放症といいます。 耳管が開きっぱなしのため、耳閉塞感や耳管炎と同じような耳鳴りがします。 なかでも特[…]
からだのバランスを取るところは実は耳にあります。 耳には 「音を集める」「音を聞く」「平衡感覚を保つ」「気圧の変化を調節する」 などの働きがあります。 このうち、「平衡感覚を保つ」というのは、 身体のバランスをとるという[…]