ノイズキャンセリングヘッドホンのちょっと変わった使い方

たけちはり灸院 院長の武智です。

患者さんから興味深いことを教えていただきました。
ノイズキャンセリングヘッドホンが
耳鳴りと聴覚過敏が起こっている時に使うと
不快な感じが減ってだいぶ助けられたとのことでした。

 

そもそも、ノイズキャンセリングヘッドホン(イヤホン)は
知らないかともいらっしゃるとおもうので、
SONYのホームページにわかりやすい説明が書いてあったので
引用しますね。

電車内や航空機※などでのリスニング時に、
走行音やエンジンノイズなどさまざまな騒音を低減。
勉強や仕事のときなどは、気が散る原因となる周囲の雑音を低減し、
静かな環境で聴けるので目的に集中できます。
また、音量を上げ過ぎずに音楽を聴きとれるので、
周囲への音漏れの心配がありません

ノイズキャンセリング機能は、人が耳障りに感じやすい
40~1,500Hzの音を低減させます。
周囲からの騒音がまったく聞こえなくなるわけではありません。

だそうです。

そういえば、自分自身も国家試験の勉強をしている時に
愛用していましたが、音楽をわざわざ流さなくても
ノイズキャンセリングの音だけでずいぶんと集中して勉強することが
できたなと思い出しました。
写真のヘッドホンは自分のものでだいぶ年季が入ってきていますね(^^;)

耳鳴りの音を意図的に消す、TRT療法やマスカー(マスキング)療法など
と似たような効果が期待できるのではないかと思いました。

耳栓が苦手な方はヘッドホンタイプのものを
試してみるとよいかもしれませんね

BOSE、オーディオテクニカ、SONYなど
いろいろなメーカーから特徴や価格帯はバラバラですが、
ぜひ探してみてくださいね。

その患者さんはヘッドホンをつけているときは
耳鳴りや音の反響に意識を向くことが減って
一番のリラックスタイムになっていると教えてくれました

 

耳のケアについてもうちょっと続けて書こうと思います。

 

 

関連記事

音の伝達通路は2系統ある

音が聞こえるメカニズムからの続きです。     中耳から伝わってきた空気の振動は、 内耳の「蝸牛」で電気信号に変換されます。 蝸牛は名前の通りカタツムリの殻のような形をしています。 内部は2階建てにな[…]

[» 続きを見る]

焦りは禁物 でも、ちょっとした勇気も必要

  怪我をしてしばらく固定をして絶対安静、必要以上に曲げ伸ばしをしないようにと指示を受けていました。 痛みが引きにくい場所だったので固定と安静の期間は長くなっていました。 日常生活を送るなかではほぼ問題なく過ご[…]

[» 続きを見る]

モートン病って知ってますか?

  たけちはり灸院 院長の武智です。 「足の裏が痛い」 「足の人差し指 or 薬指がすごく痛い」 「裸足で歩けない」 先生のところで治療してもらえるの?と聞かれます。 先生のとこは耳の専門だから無理ですよね~ […]

[» 続きを見る]

起立性低血圧とは

立とうとするとき、あるいは立っているときに めまいがすることがあります。 女性や高齢の方にしばしばみられるもので、 血圧の一時低下によるものです。 めまいはふらふら感、 不安定感でしばしば冷や汗、 動悸、 頭重感なども訴[…]

[» 続きを見る]

冷え対策と服装の注意点

季節が変わり本格的に秋到来ということで、 次に注意しなくてはいけないのは、「体温調節」です。 今ではいろんな書籍でも 「体温が何度あがれば健康になる~」 「体温上げて医者いらず」 というようなタイトルや内容で体を温めまし[…]

[» 続きを見る]