聴神経腫瘍のめまい

聴神経は
「きこえ」の蝸牛神経と「からだのバランス」の前庭神経からなります。

なかでも、前庭神経に腫瘍ができやすく聴神経腫瘍や前庭神経鞘腫とよばれます。
これらは、良性の腫瘍ですが、半規管を栄養している細い血管を急激に

圧迫して循環障害を起こすとメニエール病に似た回転性めまいがおきます。
さらに大きくなってしまうと小脳障害としての平衡障害をおこします。

これらも検査で発見されるはずです。

関連記事

聞こえのメカニズム

音はどのようにして聞こえるか? 耳鳴りを治療するにあたってその仕組みを知っておくと 気持ちの上でゆとりが生まれてきます。       まず、音が聞こえためには 外耳、中耳、内耳の器官がそれぞ[…]

[» 続きを見る]

からだはいくつになっても進化する

  今年の初めころに、とある患者さんが入院しました。 最初の1か月はベッドの上でのみの生活をしていて、 病気と寝たきりだったために体力と筋力はあっという間に落ちてしまい、 自力で歩いたりするどころか上体を起こし[…]

[» 続きを見る]

生命にとって危険なめまい・・・1

生命にとって危険なものかどうかを 見極めることが非常に重要です。 まず、脳の病気ではないかを心配します。 なかでも救急対応を必要とする 脳出血、脳梗塞ではないかを疑います。 さらに心臓の病気がありますが、 これらのめまい[…]

[» 続きを見る]

ノドの手入れって何をしていますか?

    今年の風邪は 熱より咳やノドにダメージを多く受けているように感じます。 ただ、ノドの違和感ってなかなか見つけてもらうことが難しく、 引っかかった感じがするとか、 飲み込むときに痛みやスムーズに[…]

[» 続きを見る]

耳の構造

まず、耳の構造と機能について 耳は大きく分けて、 外耳、中耳、内耳の3つの部分から成り立っています。 外耳は耳介と外耳道 中耳は鼓膜とその内側にある耳小骨という骨のある空間で 耳管によって鼻とつながっています。 内耳は蝸[…]

[» 続きを見る]