コップの水

いつも治療中に患者さんにお話しするたとえです。

人のからだは、すぐには限界にはなりません。

コップに水が溜まっていくように溜まっていきます。

 

からだの疲れやストレスなどを主に示しますけど、

日常の中で言うなら「経験」というものに

言い換えられるのではないかと思います。

 

加算されていくことが多いですよね

良いことも悪いことも積み重なっていくと

より大きなものとなる。

 

つまり、からだの疲労やストレスにも当てはまります。

良いことはどんどん加重をかけて増やしていって

悪いことはすぐにでも除去するといいと思います。

毎日を清々しく、さわやかに過ごして欲しい。

疲れたときこそ、いや、疲れる前に

コップの水を捨てるべきだと思います。

次第に容量が大きくなります。

 

関連記事

先生はどう思いますか?

  いろいろな場面で 「先生はどのように思いますか?」 と聞かれることが多いです。 「ぼくは○○だと思いますよ」と 必ず答えを伝えるようにしています。 どうしても出せそうにない場合は 素直に次回までの宿題に さ[…]

[» 続きを見る]

元気になれば・・・

  「今まで目に入らなかったものが、 入るようになってあれもこれもやりはじめちゃう」と 症状が落ち着き快方に向かっている患者さんからよくお聞きします。   からだが元気になると対象が内から外に向きます[…]

[» 続きを見る]

いまどきの鍼灸事情・・・それぞれに得意分野がある

  いまどきの鍼灸事情・・・1 → こちら いまどきの鍼灸事情・・・2 → こちら いまどきの鍼灸事情・・・3 → こちら   いまどきの鍼灸事情・・・4 鍼灸が活躍できる場面は大きく5つあります。 […]

[» 続きを見る]

技術が身についていくには

  鍼灸学校に通う前は金型と言われるものや ゲージと言われる測定機具を作っていました。 良く言われる「職人」の技術を有する仕事でした。 指先の感覚を頼りに0.005mmの 段差などを無くしたり、鉄の削れる音や […]

[» 続きを見る]

鍼灸学生への道【院長編】

  鍼灸師になろうと思ったきっかけ の続きです。   普通のどこにでもいる大学生のように平々凡々な大学生活を送っていました。 鍼(はり)は「自分がする側になる」というより、 「受けるもの」という状態が[…]

[» 続きを見る]