聴力検査の結果に翻弄されない

kensa-dr

 

聴力検査を行う場合はおおまかに

突発性難聴・感音性難聴・騒音性難聴・
そのほか耳の病気がきっかけによる
聴力のトラブルの時、それ以外にも
メニエール病などめまいが起こっている場合や
耳鳴りが起こっている時です。
(やらない場合もあります)

患者さんの中には聴力検査を受けたことによって、
聴力検査の結果で一喜一憂し
検査表のグラフに気を取られてしまうかたが
時折見受けられます。

 

例えば、必ずしも
視力検査ですべてのかたが
2.0を意識していることはないと思います。

日常生活で見えればいい、
もしくは運転免許証の更新の時に見えればいい

とあくまで検査結果は客観的なデータで
主観とは一致しないこともあります。

聴力も同じで今、どのように
聞こえているか?
何が聞こえて何が聞こえないか?

もしくは、耳鳴りがあって
「キーン」などという
高音の耳鳴りがあるのか、

それとも「ジー」とか
「ブーン」というモーター音のような
低音の耳鳴りがあるのか、

鼓膜のあたりがボーンと
押さえつけられて痛みが出ている
などとこれらのことは
聴力検査では一切わかりません。

なぜなら、すべて本人の主観なものだからです。

基準値よりよかったら
素直に喜べばいいと思いますし、
基準値より下にあっても
現状がどのように聞こえているか?

というところに意識を持っていくことができれば、
ずいぶんと精神状態は楽になると思います。

いつも患者さんには
「気にしないようにする」
「何が起こっているか冷静に分析する」
ということを伝えています。

言葉の意味についてはもっと細かくお伝えしています。

 

聴力検査票の結果をみて
患者さんと医師との視点に大きな差があるので、
それを知ったうえで検査結果とみると良いと思います。

あと、聴力検査を行ってくれる
技師さんによって結果が変わることもある
ということを知ってくのも必要なことだと思います。

 

関連記事

焦りは禁物 でも、ちょっとした勇気も必要

  怪我をしてしばらく固定をして絶対安静、必要以上に曲げ伸ばしをしないようにと指示を受けていました。 痛みが引きにくい場所だったので固定と安静の期間は長くなっていました。 日常生活を送るなかではほぼ問題なく過ご[…]

[» 続きを見る]

寒さが身に染みますね

なんだかよくわからない写真だと思いますが、 家で飼っている犬が寒さで丸くなって寝ている写真です。 名前はミミと言います。   今年の秋はあまり寒くなかったかなと感じていましたが、 ある日を境に急激に冷えるように[…]

[» 続きを見る]

めまいに鍼灸治療が良い理由

    今回はめまいに悩むあなたに めまいはどうやって起きるのか たけちはり灸院では どんな治療をしているかを 紹介していきますね。   その前にひとつだけ注意事項があります。  […]

[» 続きを見る]

鼻炎対策と鍼灸治療

鼻炎でお困りの方はとても多いように感じます。 薬を飲んだり、マスクをして外気との接触をさけるという 対策が一般的だと思います。   鼻炎対策に鍼灸治療・・・ じつは有効な手段であると言えます。 鼻炎の時によく出[…]

[» 続きを見る]

薬っていつまで飲むんですか?

    やり取りの中でよく聞かれます。 薬に関してはさまざまな考え方があり賛否両論もありますが、 体調が回復して、元気になって症状が落ち着き始めると 飲み忘れることがでてくると思います。 次第に自然と[…]

[» 続きを見る]