からだはいくつになっても進化する

2014年12月14日

 

今年の初めころに、とある患者さんが入院しました。

最初の1か月はベッドの上でのみの生活をしていて、

病気と寝たきりだったために体力と筋力はあっという間に落ちてしまい、

自力で歩いたりするどころか上体を起こしたりすることができなくなってしまいました。

4月ぐらいに病気は治ったということで無事に退院することができたのですが、

筋力の低下は著しく、以前だったら苦も無く乗り越えていた床の段差を乗り越えられなくなっていたり、

床に座ると自力では立ち上がれない、杖がないと歩けない状態でした。

病気は治ったけど普段の生活が全くできなくなっていたために

本人は「なんのために退院してきたのか、わからんわ」とひどく落ち込んでしまいました。

が、

コツコツ本当にコツコツと自分で体を動かしたり継続的にリハビリをしているうちに

退院後2か月ぐらいで段差や歩行は問題なくできるようになり、

8か月ほどたってようやく床に座ってから立ち上がれるまでに筋力と動きが復活してきました。

年齢を重ねてしまうとどうしても体についてご自身では納得いかないことがあります。

安易にあきらめないでとは言いませんが、

なんらかの良い行動をとってあげると体は必ず応えてくれると言うことも忘れて欲しくないです。

 

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