難聴はひとつだけじゃない

2014年11月4日

実は多くの場合、耳鳴りは難聴を伴っていることがあります。

耳鳴りの音の方が気になるので、難聴になっていることに気が付かない人もいます。

なぜ、耳鳴りと難聴はセットになるのかその仕組みについてです。

 

 

簡単に難聴とは話し声や物音が聞きにくくなった状態のことを言います。

これも原因はさまざまありますが、

難聴は大きく分けて

音の振動を伝える外耳と中耳に何らかの障害があっておこる「伝音難聴」

音を感じる内耳や聴神経、脳の異常によっておこる「感音難聴」の

ふたつがあります。

 

伝音難聴は音の振動が伝わる経路に異常があり、音が聞こえにくくなります。

耳垢がたまったりしてガサガサといった耳鳴りがして外からの音が聞こえにくくなります。

中耳に炎症がおこる中耳炎などの病気でもおこり、耳鳴りを伴ったりします。

これらは原因である炎症が治まれば聴力が回復し耳鳴りが解消されます。

 

感音難聴は音を感じる感覚細胞に異常があります。

内耳の蝸牛の異常でおこることが多いです。

音がないのに脳はありもしない音を感じてしまい、

聞こえの低下がおきてしまいます。

これらは蝸牛内のリンパ液の流れや環境を変えてあげることができれば、

可能性はあると考えることができます。

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