「さんはんきかん」と「じせきき」

2014年10月28日

さんはんきかん(三半規管)とじせきき(耳石器)名前は聞いたことがあると思います。

でも、

それぞれが何をするかは詳しくは知らないと思います。

三半規管と耳石器は平衡感覚の維持にとても重要な働きをしています。

 

 

 

三半規管は名前の通り3つの規管からなりたっています。

なぜ、3つ必要なのか?

三次元の空間に生きているからですね。

何かをみようとするとき、

当然ですがその方向に対して頭を向けますよね

この時に頭は回転しています。

それぞれの半規管が

左右の水平回転、上下の垂直回転の動きや速さを感知しています。

頭を動かすと三半規管の中にあるリンパ液が流れをつくりだし、

この流れを感覚細胞が感知して頭が動いた方向や速さを認識します。

 

耳石器の役割は水平・垂直方向の動きと速さ、傾き、重力などを感知しています。

その耳石器の中に「卵形嚢」「球形嚢」と呼ばれる2つの入れ物があり、

それぞれに耳石といわれる小さな石が詰まっています。

からだを動かすことによって遠心力、重力が加わると耳石が動いて

配置にズレが生まれるのでこのズレが体の傾きや動きを認識しています。

 

三半規管と耳石器が集めたそれぞれの情報が脳に伝えられます。

この情報がバランス感覚、平衡感覚を保つための基本データとなります。

 

 

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