体調がよくなってきた患者さんはいろいろな場面でゆとりができて、視野や考え方がひろがります。
今まではからだが元気になることが最優先でしたが、治療の姿をよく観ているように思います。
たとえば、鍼の太さについてや鍼の長さについてなど道具についての質問とか
どのように鍼を刺すのか?とか刺すツボをどのように探しているのか?とか
手を皮膚に軽く乗せるだけで何がわかるの?などたくさんのことに興味を持つようになってくれます。
症状や筋肉のコリがほぐれて体の可動域が広がったりしたりなど変化があると
「不思議~♪」と驚きながら喜んでくださいます。
どうやって鍼(はり)を刺す場所を決めているのですか?と質問もよく受けます。
刺す場所を決める要素はツボの状態が最優先となりますが、それ以外には
今回は効果があったけど、次やったら効果があまり出なかったというわけにはいかないので、
常に治療の再現ができるように技術を高める訓練もこっそりとしています。