普段、動いているか止まっているかに関わりなく、
周囲と自分の関係をつねに感じ取っています。
空間見当識(くうかんけんとうしき)と呼ぶのですが、
これがつねに働いているからこそ、
姿勢や動作を安定することができます。
めまいはこの空間見当識がうまく働いてくれていない状態をいいます。
からだのバランスを保つためにすごく重要な働きをしているのが、
耳の一番奥にある「内耳」です。
耳はものを聞くための器官と思われがちですが、
平衡感覚の維持にも重要な役割として働いています。
そして、平衡感覚を司っているのは、内耳の「前庭迷路」とよばれる部位です。
目や皮膚、筋肉や関節などにある感覚器も体のバランスにはとても大切です。
ですので、これらの機能(器官)にちょっとしたトラブルが生じてしまうと、
からだは平衡感覚を奪われます。
その情報の混乱によって、「めまい」といった形で出てきます。
鍼灸治療は内耳の働きをよくするのが得意です。
ツライ期間は短いほうがいいですので、めまいは早めに改善しましょう