本格的な冬に向かって日に日に寒さが増してきましたね
ささいなきっかけで体調をちょっと崩したり、
大きくガタガタって崩したりする季節でもあります。
たけちはり灸院にお越しになるかたのほとんどが、
「将来、ずっとこのままだったらどうしよう」
とか
「よくなる気配がない」
などと教えてくださることが多いです。
病の真っただ中にいるときは本当に心身ともに
しんどいと思います。
それを根性論や精神論で大丈夫と言っても
ストレスや心配事、いら立ちなど
負の感情が大きくなるだけです。
ただ、ひとつだけ取り組んでほしいことがあって
発症してからと病のピークと比べて
今現在のからだの状態はまったく同じぐらいに
ツラいですか?
起き上がるのもしんどかったのが、
起き上がって少しはおうちのことや自分のことが
できるようになっていませんか?
ツラいものをやせ我慢してくださいね
ということではなく、
ツラい時はさっさと休む、動けるときは動けるだけ
ちょっと動く。
そんな感じで過ごしてほしいです。
心とからだの状態が乖離しているものも
互いに歩み寄って心身の状態がわかるようになります。
登山に例えると、
「やっとここまできた」
なのか
「まだここなのか」
と感じるだけで全く違う風景になると思います。
明日が、よりよくなるために
今の自分を冷静に知るということは
本当に大切なことです。
今よりも少しでも気軽に、楽になってほしい。
常にそう思いながら治療をさせていただいています。