初めて治療を受けた方に治療後、「何か質問はありますか?」
とお聞きしています。
その中で多い質問が、
「ペタペタすぁるだけで何がわかるんですか?」です。
鍼灸というと舌を診たり、手首に指を当てて脈をみるものだと思っていたと
言われることも多いです。
鍼灸治療は東洋医学の理論に則って行うものと西洋医学の考えに則って行うもの
大きく二つにわけることができます。
たけちはり灸院で行っているものは反応点治療と言い、
体のすべての器官は、自律神経(内臓や血液の働きを調整する神経)を介して、
皮膚と情報のやり取りをしていて、そのため筋肉に痛みや炎症が生じたり、
内臓に不調をおこしたりすると「ここが悪いんだよ」というサインが皮膚にでます。
ここが原因となり治療をするポイントとなります。
それぞれ治療前と治療後に触り比べていただくのは状態の変化を感じてもらうためです。
初めのうちはなかなか皮膚の状態を感じることは難しですが、
訓練することによって違いがより細かくわかるようになります。
職人的鍼灸治療とも個人的には呼んでいます。