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腰痛もちの方はたくさんいらっしゃいます。
痛みを感じる場面は様々です。
長い時間、同じ姿勢で過ごしていたとか、荷物を持ち上げようとした。
いつもよりも力仕事をしたなど、体を動かしたことがきっかけで痛みを感じたりします。
よく言う、ぎっくり腰の症状の場合でもきっかけがわからないけど、突然痛くなったとか、何もしていないけど急に痛くなったということがあります。
ほとんどの痛みの原因は筋肉の状態にあると言えます。
きっかけとなる何かが原因となって腰や背中、お尻の筋肉の緊張やコリを生じさせます。
そこで筋肉に、より負担のかかる姿勢や体勢、動きをおこなうことによって筋肉や皮膚だけでなく筋膜に影響がでてしまいます。
神経は痛みや感覚を伝える電話線のような役割をしています。電話線が切れてしまうと電話は伝わらなくなります。ちなみに神経の痛みや神経が原因となって痛みが引き起こされるといわれますが、神経に障害や問題があるときに起こるものは麻痺です。
腰痛などの痛みの対処はそのコリ固まった筋肉にアプローチし、緊張をとることで、コリは解消されます。しかし、それは対症療法であって、原因を治さなければまたすぐに再発します。
ここには体の「反射」がかかわってきます。
反射で筋肉を緊張させる原因は
などが考えられます。
「別に炎症はないけれど」と思っていても、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉どおり、人間は自分の体の中のことは自覚しにくいものです。
急性の激しいものであれば自覚もあるでしょうが、慢性のじわじわとした炎症の場合、意識することはほとんどありません。
「そんなばかな」と思われるかもしれません。
腰痛は、触ってもわかるとおり、筋肉の緊張によって起こります。
身体の中で起こっている炎症が、「内臓―体性反射」といわれる脊髄反射を介して、身体の表面にある筋肉に緊張を与え、慢性的なコリを生じさせます。しかし、腰痛に困っていても、「胃腸の調子は問題ない」といわれる方もいるかもしれません。それは、胃や腸の粘膜など内臓に知覚神経は少なく、痛みに鈍感で、感じないこともあるからです。(痛みに敏感なのは体表にある皮膚、筋膜です。)つまり、自覚症状がなくとも、悪さをしていることはあります。むしろ、わずかな慢性炎症が、コリを生んでいます。
痛みのある場所ではなく、その近くの別の場所に、根本原因が潜んでいます
基本的な考え方、方針はこのようになっていますが
症状は同じでも原因は人それぞれ違います。
あなたにはあなたの原因があります。
鍼灸治療を行うことで以下のような作用が期待できます。